筑豊電気鉄道の筑豊中間〜筑豊直方間が日中30分間隔に 3月13日ダイヤ改正

筑豊電気鉄道は2021年3月13日(土)ダイヤ改正により減便が行われるほか、終電の繰り上げ、始発列車の繰り下げも実施されます。

新型コロナウイルス感染症の影響により行動様式が変化し、利用者が大幅に減少していることを受けて実施されるダイヤ改正です。

日中時間帯(10〜15時台)の列車本数が削減されます。等間隔の運転は維持されますが、黒崎駅前駅〜筑豊直方駅間は現行ダイヤの12分間隔から改正後は15分間隔になります。また、筑豊中間駅〜筑豊直方駅間の運転間隔は24分から30分に広がります(図表を参照)。

また、朝通勤時間帯を含む6〜8時台においても、一部の列車が運転取り止めとなります。

3月13日(土)ダイヤ改正では、全線で終電と始発列車の時刻も変わります。例えば、筑豊直方駅行終電の黒崎駅前駅の発車時刻は、現行ダイヤの23:25から改正後は23:00へと25分繰り上がります。ほかの区間でも終電時刻が約30分程度早くなります。

また、楠橋駅発・黒崎駅前駅行の始発列車が5:04発から5:09発に変更されるなど、各駅の始発列車は現行より約5分繰り下げとなります(図表を参照)。筑豊電気鉄道によると、需要に合わせて輸送力を適正化し、さらに保守作業員等の労働環境を改善するために終電および始発列車の時刻を見直すとしています。

区間ごとに3月13日(土)ダイヤ改正前後の運転本数(平日・土日祝の合計)を比較すると、黒崎駅前駅〜筑豊中間駅は4％減、筑豊中間駅〜楠橋駅間は15%減、楠橋駅〜筑豊直方駅間は17％減となります。今回のダイヤ改正で大きな影響を受ける区間は、筑豊中間駅〜筑豊直方駅間であることがわかります。